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ほんとうの願い

2014.12.04

 

部下に八つ当たりしてしまった。

言うことをきかない子どもを厳しく叱りすぎちゃった。

幸せそうな友だちについつい意地悪なことを言ってしまった。。。

 

そんなときは、目の前の部下や子どもや友だちではなく

ご自分の心に目を向けてみてもらえたら・・・と思います。

 

自分を責めたりしないで、ただしずかに自分の心をながめてみると

そこには、何があるのでしょう。

 

たぶん一番表面には、部下や子どもや友だちへのイラだちや怒りや嫉妬が・・・。

 

でも、もう少しまっすぐにその奥をみてみると、どうでしょう。

 

その奥には、「苦しいよ」「助けて」というSOS、心の叫びがあるのではないでしょうか。

 

目の前の人にむかって、思いがけず激しくふき出してしまった感情は

じつは、わたし自身の「助けて」という叫びが、少しねじれた形で表現されてしまっただけでは

ないでしょうか。

 

よかったら、そこで立ち止まらずに、さらにその奥を見てみてほしいのです。

 

「助けて」というSOSのさらに奥には、

ただただ、「元気でいたい」「幸せでいたい」「人とつながりたい」「愛を経験したい」という

純粋で自然で素直なおもい、願いがあるのではないでしょうか。

 

 

よかったら、ご自分の心の表面が引き起こした行動で、ご自分を責めるのをやめてみてください。

 

そして、心の奥の奥にアクセスしてみてください。

 

やり方はシンプルです。

 

大好きな人、大好きなこと、大好きな場所、大好きな愛犬や愛猫・・・のことを

心に浮かべてみるのです。

 

今は症状でできなくなっているとしても、以前大好きだったこと、たとえばダンスでも、歌でも、

絵を描くことでも、仕事でも・・・

そして、それをしていた生き生きとしている自分、楽しそうに笑っている自分、元気に走り回っている自分・・・

 

それを思い出してみるのです。

 

 

ほんとうに不思議なのですが、ただ思いだし、心に思い浮かべるだけで、何かが変わりはじめます。

 

身体があたたかくなったり

涙が出てきたり

心がやわらかくなったり

「なんでこんなにイライラしていたんだろう」ときょとんとしちゃったり

「そうだ、私これが好きだったよな」となつかしく思い出したり・・・。

 

もしかすると、そこからまた次の気づきへ、次の発見へ、次の変化へ・・・と

つながっていくかもしれません。

思い出した好きだったことを、またやり始めてみるかもしれません。

 

 

そんなふうにしてアクセスできた心の場所は、心の奥の奥に今もいてくれている

本当の自分、元気さや幸せや喜びを知っている自分、なのではないかと思うのです。

 

 

私はセッションのたびに、いらしてくださる皆さんの

心の奥の奥の本当の姿を見せてもらっているんだなあと思うのです。

 

 

葉

 

 

 

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