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野口整体/野口晴哉の理論とは
野口整体は、「整体」とつきますが、現在のカイロプラクティックとイコールではありません。野口整体でいう整体とは、自然で本来の状態にある整った身体という意味がもとになっています。
野口整体は、野口晴哉(のぐち・はるちか)によって創られた独創的な健康理論と治療実践の体系です。
野口理論は、身体が起こすことはすべて自然で自らを癒すためのものであるとし、健康のためにはそれを妨げずにプロセスを全うさせることが大切であると教えています。風邪を病気ではなく、身体の歪みを整えて老廃物を排泄するための健康な反応としてとらえる理解は、その教えを象徴しています。
創始者の野口は、12歳で関東大震災を経験しましたが、そのとき、苦しんでいる女性に手を当てたところ症状が消えたという体験から、治療家をめざしたと言われています。
治療を行う場所(道場と呼ばれていました)は、ありとあらゆる症状や病気があっという間に治ることで評判を呼び、いつも順番待ちの行列ができていたそうです。
けれども、野口自身は、いくら治してもまたすぐに再発してやってくる人々を見て、一番大切なのは一人一人が健康を自分で維持することだと考え、後年は治療をやめて健康教育に力を注ぎました。
自分でできる健康法の「活元運動」、相手に手を当ててケアする「愉気(ゆき)」など、独自の方法が生み出されました。また、身体に現れる症状や個性は潜在意識の表れであるとして、それを理解することの重要性も教育していました。